ミームボルグの魔女

呪い

わたしは猫が怖い。

しかして猫の瞳はそんなわたしにとってさえ蠱惑的である。

はたしてそれが魅力であるのか、重力であるのか、はたまた魔力であるのかは答えを得ない。

 

畏怖だろうか?

崇拝だろうか?

否、きっとこれは呪いなのだ。

 

未来の識者は呪いすら論理の地平にひきずりおろすのかもしれない。

だが、呪いであれ因果であれ論理であれ、わたしにとっては同じことだ。

 

わたしは恐れる。わたしは苦しむ。

行き合ってしまったのだから。

その猫の瞳に。


管理人 H


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